ニュース&トピックス

12月 旅立ちの季節

 11月18日、惠泉塾に初雪が降りました。それまでは連日雨が降っていたのですが、この日を境に季節は冬

に移り変わったようで、雪の降る日が続きました。
 3月に開塾した惠泉塾は、もう間もなく閉塾を迎えます。12月2日の礼拝の後、卒塾式を行い、翌日は餅つき大会をして、塾生達はつきたてのお餅をお土産にして故郷に帰っていきます。
 今年は3人の塾生が、春からの塾生活を終えて惠泉塾から旅立って行きます。「家にいる時は、食べて、寝ての生活でしたが、塾に来て生活改善でき、体重が30キロも落ちました。これからも、ここで得た良い生活リズムを崩さずに生活していきたいです。」、「農作業をして作物を育ててみて、初めて農家の人の大変さや食べ物の大切さが分かりました。今まではスーパーで当たり前に買っていた野菜が、一つ一つの地道で細かなお世話によって育てられていくこと、雨やお日様の陽ざしで育まれていくことを知りました。」、「これまでは人と話すのが苦手だったけれど、今年は色んな人と話をすることができるようになって、自分の心にあることを伝えることができ、相手の言いたいことも受け取れるようになりました。そのことで自分の世界が広がり、色んなことに興味を持てるようになって嬉しいです。」、「聖書の話を聞いている時、心の中の何かが突き動かされて、それから自分は自然と変わりました。生活の中に喜びを感じるようになり、人に何かをしてあげられることの喜びも感じ始めるようになりました。」、「惠泉塾で肉体の健康も回復され、魂に命を与えられ、隣人愛に生きるように教えられたので、これからも前向きに生きていきたいです。」などなど、塾生達は惠泉塾で学んだこと、自分の変化、旅立ちにあたっての決意を聞かせてくれました。
 旅立ちの季節、塾生達を見送る大家族は3人の成長を喜びつつ閉塾の時を迎えようとしています。そしてこの閉塾の間、来年神さまが惠泉塾に送ってくださる新しい仲間達を受け入れるために、愛し合う輪をいよいよ充実させていきたいと願っているのです。

(後日、12月2日閉塾式の写真を掲載致します。)