ニュース&トピックス

1月 初心に帰れ ~温故知新(ふるきをたずねてあたらしきをしる)~

「札幌キリスト召団」が生んだ時代の良心「惠泉塾」。惠泉塾の裾野を支える「惠泉塾友の会」(保坂公平氏

会長)は、今年1月30日から3日間、静岡県裾野市にある富士教育研究所で、13回目の全国大会を開催する。テーマは「初心に帰れ」。 札幌キリスト召団の設立は1982年6月だが、同年12月終末啓示を受けてから、無教会的家庭集会を続ける中で、次第に神の奇跡が続発する群れとなり、1996年に惠泉塾を生む。 2015年年頭に当たっては、惠泉塾友の会に倣い、今から22年前、1993年の水谷惠信氏の文章(週刊「聖翼の蔭」案内)を掲げて初心を辿り、初心に帰ってみたい。 「私たち札幌キリスト召団は、初めて受難週に洗足式をし、十字架の日には断食して主の御苦しみをいささか味わわせていただき、主の御復活を喜び迎えました。さて、第三巻の週刊「聖翼の蔭」は、私たちの信仰を告白することに主眼をおいています。それが他の教会教派と変わらないのであれば、札幌キリスト召団として別の一派をなす必要はありません。私たちに開示された福音は確かに他の教会教派のものと異なる面をもっています。それは、①聖書全巻を隈なく深く学ぶことを通して、初めて主なる神のご性質や御思いを知り得るということ、②生きて働く命である聖書の御言葉を全的に受け入れ、信頼することによって人格は造りかえられ、人生は新たな展開を始めるということ、③私たちが生きるのは、聖書全巻を貫いてご自身を現しておられる主なる神の、私たち一人ひとりに対して抱いておられる御思いを実現成就するためであること、④それを実現成就する力の裏付けは、聖霊の恵みと賜物であること、⑤そのためには決定的な聖霊のバプテスマを受けるべきこと、⑥聖霊の強烈な現象と聖書との緊張関係を失わないこと、⑦時間をかけた密室での祈りを大切にすること、⑧具体的な愛の実践を必然伴うべきこと、⑨そのためには謙遜と忍耐と服従の精神を養うべきこと、⑩私たちはキリストの似姿に変えられ、主なる神の聖さにあずかる希望に生きる存在であること、⑪聖餐式、洗礼式などの聖礼典は、キリスト教の奥義を、言葉を介さず、直接肌感覚で理解できる無形の聖書であるから、啓示された通りの精神で行い、形式化しないこと、⑫終末預言によって誕生した群れであるから、偽預言者、偽キリストなどの異端と戦い、サタンの執拗な攻撃にどこまでも応戦せざるを得ない運命に立たされていること、などです。私たちの信仰が使徒信条を受け入れ、キリストの十字架による贖いと復活を土台としているのはもちろんです。」 「初心に帰れ」。やがて迎える惠泉塾20周年の記念に銘記しておきたい。