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9月 惠泉塾に学習塾の中学生がやって来た

 8月1日、大連からの修学旅行団13名が余市惠泉塾を後にした翌々日、今度は姫路から修学旅行団がやって

来た。顔ぶれは古謝リツ子さん、四宮直美さん率いる中学生3名。学習塾インマヌエル学院の夏合宿として計画、実施された。 大連修学旅行団を率いた呉丹さん、孫学鵬さんも、学習塾講師の古謝さん、四宮さんも皆惠泉塾で暮らして新しく生まれ変わった人たちだ。次代を担う中国と日本の子どもたちにぜひ伝えたいのは、「若き日に汝の造り主を覚えよ」というメッセージではないだろうか。  8月8日発行の「インマヌエルNEWS」には、ごく短期間に惠泉塾のスピリットを体で感じ取った中学生の、驚くべき変化が報告されている。以下、抜粋で紹介したい。  「★私たちは農作業を中心に貴重な体験をたくさんさせていただきました。広大な畑の草引き、急斜面の梨の実選り、ヤギやニワトリの世話など農作業はとても大変で2時間の作業をとても長く感じました。しかし、その中で目の前の作業に集中することを学び、自分の限界を越えて働く充実感を体験し、生きた命に触れ、たくさんの人の苦労の上に自分たちの生活があることを実感できました。★そして、農作業以上に人として大事なことをたくさん学ぶことができたのは、朝4時半からの聖書の学びの時間でした。心地よい緊張感の中、「いかに生きるべきか?」という問いに対して毎朝、なるほど!という気づきがありました。『今朝はピンチはチャンス!ということを学びました。今まではピンチにならないでおこうと思っていたけど、ピンチがあってこそ成長できるということが分かり、とても勉強になりました。』『相手に対して全否定ではなく、君のそういうところが駄目なんだよと言ってあげることが大事だというのは、その通りだなと思いました。』『身に覚えのないことでも、人を助けるために引き受けないといけないことがあると分かりました。そんなことは心が広くないとできないから、心の広い人になろうと思いました。』★ほかにも、㈱ヴィタポートの現場では、自分の仕事に誇りをもって子どもたちに熱く語ってくださる人生の先輩方から生きる姿勢を学びました。また、何気ない日常の中で彼らが吸った愛の空気が彼らの価値観を揺さぶりました。『自分のことより相手のことを大事にする生き方って素敵だな』。★そして、帰りの道中、5日間の体験の素晴らしさや自分たちの変化をキラキラした表情で語る彼らに、惠泉塾の感化力のすごさを実感しました。次のような感想が寄せられました。『今まで生きてきた中で、一番充実したときを過ごせたと思います。将来は人の役に立つ仕事をしたいです。今年は受験生なので、勉強も頑張りたいです。』」  2年前、学校の勉強についていけず、すっかりいじけてゲーム三昧の息子に困り果てた母親が「すみません、この塾でうちの子何とかならないでしょうか?」とインマヌエル学院に駆け込んで来た。この子が最後の感想を寄せてくれたS君だ。そこからの出発だった。創造主を認めて本気で生きる生き方がある!ということを、インマヌエル学院の原点である余市惠泉塾へ行って目の当たりにした夏休みとなったようだ。