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7月 時代を執り成す― 第25回夏期福音特別集会終わる

 6月11日から15日まで、余市で行われた「第25回札幌キリスト召団夏期福音特別集会」は、210名の

参加者を集めた水谷先生の引退後初めての集会となった。そして、また、四半世紀を経たこの群れの歩みと実りを、内外に示す記念すべき大会となった。  夏期聖会はどういう主旨で行われるのか。以下に先生の文章から引用させていただく。  「今、問題なのは日本のことだけではない。隣の韓国や中国、中近東やアメリカの実情が問題である。神様が私をそれらの国に遣わしている現実は、私の仕事が『時代』という世界規模だからだと考えている。過去を振り返れば、聖書の偉大な先人たちはみんな時代の熱い執り成し手だったと言える。私たちは今、彼らに手招きされている。  札幌キリスト召団の信徒は、単にクリスチャンであるだけでなく、時代の執り成し手として招かれた『神の陣営の戦士』である。旗印は『愛』であり、神の武器は『十字架』である。人の敵は闇の王なる悪魔であり、私たちの戦闘目的は光の支配の貫徹、神の秘められた計画の完成である。神の戦士の合言葉は『異なる者が互いに愛し合って一つになる』である。札幌キリスト召団 夏期福音特別集会の開催目的は、本気の仲間が一堂に会して、これを確認することにある。敵は盛んに暗躍して、私たちを切り崩そうと図っている。今こそ団結を固める必要がある。」  メッセージトレーニングは、今年から指名制ではなく志願制となった。年齢も経歴も問われない。自分で志願して生活の中から生まれた力強いメッセージを取り次ぐ者になるための、貴重な訓練の場となった。この群れの質を高め、信仰を継承するために、先生に「おんぶに抱っこ」式の体質を脱皮すべく動き出したはじめての試みと言えるのではないだろうか。  各集会の講話においても、先生は朝のデボーションのみ進行役を務められ、後はリレー式に新しいメッセンジャーが立てられた。生涯を召団に献げられた先生の、長年にわたる「教師」としての成果が集大成された大会でもあった。引退後も私たちを見守り続け、陰で支える役割に回り、黒子に徹してなお輝く「クリスチャン」という存在のあり方を教えていただいたと思う。