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6月 新生

 6月に行われる札幌キリスト召団夏期福音特別集会は、第24回目を迎えます。今年のテーマは「新生」、副

題は「愛する者となるために」と決まりました。ただいま196名の参加が予定されています。今、その準備に明け暮れる事務局一同、神様の働きの大きさに恐れかしこみ、驚きと喜びと感謝を込めて毎日仕事をさせていただいています。  札幌キリスト召団が生んだ大きな働きは「惠泉塾」と「ヴィタポート」ですが、第1回の夏期福音特別集会が行われたのは1990年8月3日でした。これは惠泉塾の始まる6年前、ヴィタポートの始まる15年も前のことになります。昔の小さな家庭的集会だった頃を知る人たちの誰が、この196名の大集団を予想したでしょうか。信仰生活共同体と株式会社を有する群れに成長させてくださったのは、この働きをモデルとして用いたい神様ご自身であったことを、24年の召団の歴史を通して思わないわけにはいきません。それほどしるしと不思議と奇跡に満ちた出来事の連続、聖書の言葉の現実化のプロセスであるからです。  人間の協力や団結だけでなし得る仕事ではないこと、すでに沈みゆく時代がこういう働きを欲して呻いていたことが、惠泉塾18年を振り返るとき、改めて信仰を持った誰の目にも明らかにされているのではないでしょうか。  第1回夏期福音特別集会の朝食は、小さなパン屋さんのおいしい手づくりパンでした。後にこのパン屋さんの機械を譲られて惠泉塾の一室で天然酵母パンを焼き始めたのがマナベーカリーの出発です。現在ではパンづくりを始め、何と20部門に渡る業種を擁する会社になりました。  人を新たに生まれさせる神の奇跡の愛が伝わる福音集会となりますように。