ニュース&トピックス

4月 今年の惠泉塾のスタートに当たって ~水谷幹夫先生の朝礼復活!~

おはようございます。今日は、皆さんに、あらゆることをする上で非常に大事なポイント三つをお話ししましょう。たとえば、愛し合う世界づくりのために、小さな惠泉塾をすることとか、あるいは、病んでいる人を健やかにするとか、私たちはいろいろなことにチャレンジしますが、この三つのポイントが全部基本になっています。
一つは、まず、天地創造の神様を第一に認めるということです。つまり、自分が神様ではないということ、天地万物の造り主が主人であるということです。それを認めると、自己主張などは大変失礼なことですから、まずは神様に聞くということですね。だから、世界の創造主を第一に尊ぶということを頭に入れておくと、病気にもなりづらいし、愛し合う世界づくりのために非常に大切な点を押さえることになります。
二つ目は、欲望を退けるということです。たとえば、食べたいとか、飲みたいとか、遊びたいとか、お喋りしたいとか、ね、ほめられたいとか、皆欲望なのです。こういう欲望を退けることです。
三つ目は、愛し合うところまでいかなくとも、愛そうと努めることです。
「神を認める」「欲望を退ける」「愛そうと努める」、この三つを実行すれば、愛し合う世界づくりも可能ですし、病から立ち直ることもできます。つまり、そういうことなのですね。だから、この三つのポイントをいつも頭において暮らしていただくと、あらゆることに成功するのです。
今、Nさんが調子を崩しています。やはり、彼女の根っこにあるのはほめられたい、人に認めてもらいたいという心です。これがあると結局、妬みが起きますね。どうして私をほめないであの人をほめるの?と思うとき、そこには平和がないのです。絶えず争いの原因が生まれます。そして自滅するのです。自分で駄目になっていくのです。誰も加害者はいません。
苦しんでいる人を見ると、やはりその辺に共通の原因があると思います。人間に評価されるということは決して良いことではありません。人間って罪人ですからね。罪人が評価するということは、悪魔君が評価するってことですから、ね。悪魔にほめてもらっても何も嬉しくないでしょ?
私たちはいつも神様にほめられたいと思います。神様が価値基準です。神様がお造りになった世界ですから、神様に喜ばれるように生きよう、と、そのことを絶えず考えていくと、争わなくてすむし、病まないですみます。だいたい多くの人は自滅しています。誰か敵がいるわけじゃない、墓穴を掘っているのです。見ていて、そういうことがとても良く分かります。
皆さん、これから1年間、余市惠泉塾は塾生をお迎えしません。塾生なしで、自分たちが愛し合う世界をつくって、余市に来たいと願っておられる方々をお招きする準備をしましょう。受け皿づくりに励むということです。ぜひ、心して毎日毎日、受け皿づくりに励んでいただきたいと思います。

(3月2日月曜日 余市惠泉塾の朝礼にて)