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聖書随想~神の前には皆生けるなり

(ルカ福音書第202740

すべての人が復活するのではない。神の恩寵によって、復活して天国に行く資格あり、と認められる人々がいるのだ。彼等は天使の如き者で、常に神と共にある「神の子」でもあるので、もう死ぬことはできない。復活の初穂として、その実を示し給うたのが主イエスである。彼は死んで三日目に復活し、多くの直弟子にその復活体を現し給うた。彼はいつも己を無にして父なる神の御旨を行う人生を送り、死に至るまで神の前に従順であり給うた。そのイエスを神は実力をもって復活させ給うたのである。主イエスは言われる、「人はだれでも皆、神によって生きる存在として造られている」。「私はあなたの神」と宣言されたなら、私はあなたを生かす者である、私はあなたの綻び(ほころび)を繕い、苦難から脱出させ、罪から贖い出し、幸いに導く、全責任を負わんとする者である、と宣言されたのである。「私はアブラハムの神である」と言い給うた神は歴史を通してそれを証し給うた。