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聖書随想~主イエスとヨブ

(ヨブ記第12章)

 

主イエスとヨブを比べてみよう。二人とも初めは神の祝福を豊かに受けていた。そして2人ともやがて闇の勢力が光を遮って、神から隔てられる苦しみを味わった。イエスは屈辱の十字架刑によって罪人として死に、ヨブは家族と財産と健康を奪われて、瀕死の中で友人に罪人呼ばわりされ、苦闘している。よく似ているが決定的な違いがある。イエスは良きものは神のみ、と言う。絶えず父なる神を肯定して自分を否定している。神に一切を委ね切っている。そして人々に軽蔑され、弟子に裏切られ、罪人扱いされて十字架上に死ぬ運命を甘受した。ヨブは自分は正しい、と主張する。神の不条理をなじる。神の絶対権力の前に立ち打ちできないことを悔しがり絶望する。神の正義とは一体何なのか、と疑い、抗議し、あがく。

この違いはどこから来たのか。イエスは父なる神をよく知っておられて、その聖意を理解しておられた。ヨブは苦しみの意味が理解できなかったのだ。